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Channel: わんこと淡水&海水アクア、家庭菜園とか。
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ペットのサプリ

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ビルバックのオメガダームは、中型犬だと一般購入で80円/日。
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結構最近出てる動物用のアブラモノサプリではいい線行ってるのがアンチノール、緑イ貝ですが非加熱を実現。でもやっぱり100円/日。
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良質なアブラってものは、皮膚に限らず関節やら脳やら痛みやら、
まさに体の潤滑油としてどの分野にも出てくるんですよね。

ということで、ナチュラル系ショップやら人間の流用やら
あらゆるサプリ試してるんですけど、私チョイスはできるだけ精製の少ないもの。
ドライになってると過程が増えるから…と思って試してないので
ドライサプリは語れない。
 
瓶で買えるものは冷蔵や冷凍で届くものもあって、垂れるから面倒!
しかも1瓶をフレッシュなうちに使い切らなきゃいけない追われ感が嫌だ。

ドッグフードマニアではありますが、やっぱり口にするものって
価格と産地とメーカーと流通と流行、もろもろを
見えない部分は推理も交えて判断します。
妄想になってはいけない、状況証拠からの推察です。
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サプリや栄養食品についてもそう。
去年書いてる記事の中で、週刊ダイヤモンドのバックナンバーを
紹介したことがありました。
 
雑誌が雑誌なのでそこを差っ引いても、表現がお下品な部分はありますが、
この特集に関して言えば盲目になってる人にはこれくらい衝撃記事でも
ちょうどいいかもね、ってくらいばっさばっさ書いてた。

多いのは、腎臓に何か起きて獣医が信じられなくなってサプリを食事のように
やたら与えている飼い主。けっこーーーーう多いんですよ。
そういう人ってネットに依存するので余計に私のところにふらふらっと
検索で来るのかもしれないんだけど。

ドッグフード学とかでも教えますが、食品に限らず内容表示っていうのは
多い順に記載されるのが通常です。その中で、有効成分というのはわずか。
化粧水だってほぼ水ですよ。
 
でも詐欺ってわけじゃない。
安定してあるために必要だったり、加工のために必要だったり。
わずかな有効成分を、使いたいところにまで届けるためにあります
そして一部の人が言うところの「不純物」ってのは致し方なくある。
できるだけ減らすとコストが上がる。

ただ本当に補助として摂取するのに支障なんざそうそうでない割合なわけで。
考えてもみてください。
一日摂取カロリーから考えて、数粒のサプリを飲んで、
それに不純物が好ましくないものだったとして、
アレルギーと一緒ですが毎日毎日何年も飲み続けてでもない限り
じわじわ来る以外のものはそう起きないことが予想できます。

しかし自宅介護でネットや噂でいいと聞くと、それを買う。
体にいいからと、同時に食欲落ちてきてるんですよそうなってると大抵が。
引きで考えてるともうお気づきですよね?
トータルの摂食から考えると、ほぼサプリ。
食べてないのにサプリだけはと口に押し込められる。
それはまるで一昔前のダイエットでサプリだけ手のひら一杯に食ってる
モデルの図と一緒。

獣医や健全な人間関係が気づけていたら、どこかで声かけてもらえるでしょうが、
そういう方って隠しちゃうんですよね。
口出されたくなくて、言ってきそうな人との交流を自ら断っちゃうんですよ。
それはそれは不純物の濾過という、有効成分が届くメリットよりもはるかに
酷な作業をやらされてることになっているかも…

サプリメントや健康食品と呼ばれるものの、品質っていうのは、
人間の生鮮食品の基準とは雲泥の差です。
生鮮食品ですら偽造やらなんやら穴だらけなのに、それに加えてサプリは
保存がきく形態が多いために、輸入ものも多いんです。
となると品質管理も日本基準では考えられない、と。
建前上のはあるんですが、実際は追い切れるはずがない現状。

というわけで、ナチュラルだったらいいだろうという、
なちゅらるって漠然としたものに「天然礼賛」とか「フードファディズム」って
ものがあります。天然だったらなんでもいいだろとか、
●●を食ったら健康になる、と過大に評価して信じてしまう。

それもこれも、心の救済と思うなら、人間であれば「プラセボ効果」って
ものがありますから無駄ではありますまい。
これは、偽薬を混ぜ込んでも、効く!とか飲んだから調子はよくなるはず!という
人間の思い込みにより、実際に調子がよくなることがあるっていう。
婦人の飲むピルにも多くが偽薬を入れます。
ホルモンバランスだから関係ないはずなのに、「どうせ偽薬だから」って
わかっていても、毎日の「飲む」という行為をしないとなんか不調になる不思議。
(当然個人差あり)

犬には無いだろ と思いきやそうとも限らないしね。
飼い主がほら!効いてきた!あれのおかげだね!って喜んでたら
一緒にうきうきするでしょうし。

すべてが質と、程度の問題。
厚労省だの特保だの、認可がどんなもんかとか少し視力を上げるには、
週刊ダイヤモンドは薄い特集だから見やすい。ざっくりだけど。
しっかり見るのに読み取りやすいのは、岩田健太郎氏の
「リスクの食べ方 食の安全・安心を考える」ってのがおすすめ。
本ってものは個人の主張なので、全部に賛成することはないでしょうが、
他人の解釈を覗くことで新たな自分解釈の引き出しが増えるはず。
以下は再掲載↓

特保も、効くか効かないかではないんだよと。
サプリのエビデンスを求めるのもちょっと違うわけで。

振り回されず、人に判断を委ねすぎず、自分で判断していきたいものですね。
講師時代、人間は人間を家畜化してしまったって国語の題材があったけど、
本当にその通りだな~

フードファディズムにとらわれてはいけない、
リスクの考え方、リスクマネジメントの欠如は、どうにも
日本人のお国柄もある模様。
ゼロリスク症候群にならないようにしよう、と。

これらペット業界でも人間でもすべてに共通する考え方だと思いました。

…また書きすぎたな…

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