動物看護師のお仕事シリーズ。
入院患者の食事。
全員内容が当然ですが異なりますので、
入院患者の食事。
全員内容が当然ですが異なりますので、
何を何グラム食べたか、客観的指標が必要ですからすべて計ります。
残した場合も破棄前に計り記録します。
それと内服も準備します。
![イメージ 1]()
だーーーーっと並べるかどうかは、看護師の性格にもよりますw
うちの看護師Oさんの朝飯準備はずらああっ!!!と並ぶので壮観ですw
うちの看護師Oさんの朝飯準備はずらああっ!!!と並ぶので壮観ですw
写真のMさんは可もなく不可もなく、ほどほどに雑ですw
私が一番きっと雑です…
![イメージ 4]()
私が一番きっと雑です…
食事に関しては、オペや検査の状況、嘔吐が続くなどの体調により
絶食絶水なのか、いつから解除なのかを看ながらやっていきます。
注射でやっていた投薬を、だんだん内服に切り替えていけるものは切り替えます。
一番楽な子はフードに混ぜても食べてくれるパターンですが、
そうそうありません。
そもそも家に帰れない=入院、にまでなっている状態ですから、
食欲がない子がほとんど。
そもそも「うちの子が!食べないことのないうちの子が食べない!」っていう
理由で受診することもあるくらいですしw 吐きが主訴なことも多いですし。
なので缶詰から少量で始めます。
当然、環境が異なることへのストレスもありますので、
ここは四苦八苦で看護師頑張ります。
あたためたり、口でもぐもぐ食べるふりして誘ったり、
猫だとカラーに落としてみたり、犬だと地面に落としたら食べる子とか、
口にぐいっとおしこめると「あれっ ぼくお腹空いてたかも」って
食いだす子とか。
![イメージ 7]()
薬も毎度となると警戒しだすし、やむを得ず直接口に入れなければ
薬も毎度となると警戒しだすし、やむを得ず直接口に入れなければ
ならないときも。カンシとかのはさむもので口の奥に入れて
口閉じさせて飲ませるとか。噛まれるリスクがぐぐっと上がりますw
しかも、食前に投薬をする必要がある子も多く、アルサルミンなど
胃壁保護のスクラルファートを飲ませたり。30分前とか1時間前とか。
胃腸の動きをよくする注射をうってから、の子もいます。
胃腸の動きをよくする注射をうってから、の子もいます。
まずい!もう1杯!!
大抵嫌がるけどたまーに素直に飲む子もいるw
けんちゃんはこの前の入院のとき、自分から飲んだ!今までそんな子
いたことない…いろいろミラクルな犬…w
そんな苦労をして食事と投薬を済ませても、げえーーーと吐くことも多く。
そうすると吐物の中に薬が入っているかも確認と、
必要があればまた投薬したり。注射でいれてもらったり。
で、ほとんどが手で食べさせたりと一苦労なのですが、
で、ほとんどが手で食べさせたりと一苦労なのですが、
ある程度食べてくれば置き餌にもします。
しかしカラーが邪魔なので高くしてあげたり。
こうすると今度は気に食わねえと鼻でひっくり返すダックスとか
ダックスとか。
ひいひい言いながら不可抗力で水ひっくり返すゴルとかバニとか。
しかも最初は「いらねえ」って言ってても、だんだんと食欲が上がってくると、
しかも最初は「いらねえ」って言ってても、だんだんと食欲が上がってくると、
突然フードガードかましてくる柴とか柴とか。
皿の上げ下げに突然噛んでくる。回復傾向なのでいいんですけども…
ご面会時に飼い主さんからだと食べる子なんかもいます。
すーんごい神経質で意地でも食べようとしない子もいますので、
すーんごい神経質で意地でも食べようとしない子もいますので、
そういう場合状況見て一時退院させることもありますが、
十分な医療を得るにはアレなのであーあ。と思いますがしょうがない。
しかし。
食べなさそうに見えて食べる!とか。
しかし。
食べなさそうに見えて食べる!とか。
よくここまでの状況になってるのに食べるなあ!っていう子もいて。
そういう子って長生きしたりする子もいるんですよね~
大抵18才です!20歳です!っていう子って、とにかく食が細いってことがない!
やっぱり食べる子は強いなぁ。
うちの病院では超有名人なダックスは、脳腫瘍のオペしてから…
2年くらい経ってる?もっと?ですが頑張ってるんですよねー
薬の影響もあるだろうけど、そもそも食い気旺盛な子で。
発作が出たりするのでよく預かりで来ます。
亡くなる寸前まで食える子は、いいなぁゆずもそういう死に方してくれると
亡くなる寸前まで食える子は、いいなぁゆずもそういう死に方してくれると
いいなぁと羨ましく思えます。
食事が終わったら、食器洗い。
洗剤で洗って、塩素水に浸けて、すすいで乾かします。
本院では回らないので食器乾燥機が動き続けています。
洗剤で洗って、塩素水に浸けて、すすいで乾かします。
本院では回らないので食器乾燥機が動き続けています。
写真は散らかってますが片づけちう。![イメージ 2]()
感染性の病気の子は、もちろんすべてを別に扱わなければいけません。
夜の主任獣医師は、手が空いてると食器洗いも手伝ってくれたりしますw
良いお父さんww