新病院はひろーーーーーーい
入り口は大した広さじゃないのに縦にながーーーーい
入り口は大した広さじゃないのに縦にながーーーーい
これが2フロアって 早く掃除業者にバトンタッチしたーーーい
心電いっぱい
CT部屋もそのままOPE(動物はMRIやCTはじっとしていられないので
全身麻酔だからそのままOPE移行できます)できる形。
MRI室ももちろん飼い主さん見れます。
MRI室前にもOPE設備あってそこも見学できます。
MRI室のあのおっもい扉で密閉される空間はなんとなく重苦しくて
長時間いたくない感じ。
そして救急で高度医療ってことは来院時にエマージェンシーもよくあるので
入り口脇にもいつもながらのER。
そして各種検査。
まだオープンしたてで雑然としておりますがw
このほか洗濯室スタッフルーム当直室シャワールームもろもろ~
この病院の意義。
本当に24時間受け入れって実際はできないのがほとんど。
夜は若手が一人で番してるとかだから、限界がある。
しかも夜間病院とかって夜だけの当番が回ってくるので、入院管理がバトンタッチ
されて、担当が持てないんですね。いや、引き継ぐんですけど
来院時の肌で感じるものはわからない部分もありますし、
さらには日中他の病院、自分の病院をやっていて、有志で集まってやるってのが
夜間のあるあるパターンです。限界くると休止になっちゃいます。
そこをベテランが昼も夜も常駐し、必要によっては緊急オペって体制、
実現できている病院ってほんと少ない。電話だけ対応するけどってところは
24時間あったりしますが。それが実情です。
3つめを開院したうちの病院でも、夜間救急の新規受け入れはまだ本院のみです。
なので新病院も、回り始めてゆくゆく24時間にしていけたら。
…それまで本院看護師頑張ってね~
ただ新病院も、夜間受け入れはしばらくできませんが、
日中受け入れた入院患者の看護では24時間常駐します。
一般病院から紹介できたりする症例は、状態がよくないことが多いですから。
今の日本では、一般病院の一次診療、そして眼科や呼吸科皮膚科腫瘍科など専門医のいる二次診療、さらに大学病院、というイメージで獣医療は行われています。
もちろん二次診療で不調の原因が絞られていればいいのですが、
もちろん待てる状態なら大学病院への紹介を待てばいいのですが、
実際死にかけてるときにそれが何かすぐにわかるにも一般病院では
検査機器、人手、診療時間等限界があります。
しかも大学病院があるからいい、そんな意見は実際獣医さんの中からも
山ほど出るのですが、
「”待てる症例”ならいい、待てない症例を引き受ける」
それがわたしたちの病院の役割です。
脳外科とか発作とかは特に、大学病院って受け入れの数の限界だけでなく
OPEは曜日が決まっているんです。
その曜日まで待っていたら死んでしまう、その前に
受け入れを待っていたら死んでしまう子たちは実際いる。
動物にどこまでするか、そういう話も必ず出てきますが、
その話は別のときに置いておいて、
「お金がかかっても設備人材が整って即日受け入れをしてくれるところ」
を希望する飼い主さんがいる限り、存在意義があるんだろうなと思います。
もちろんとりあえずの救命をして、それ以上は金銭面的にきついようなら
できる範囲を話し合って一般病院に転院したりもします。
ただ、どちらにしろ
急性期を救えなければ、その先の話は端から無いことになってしまうのです。
大学病院があるからいらないじゃないか、そう思われがちですが
一般病院が何かあった時にうちの患者さんよろしく!って回してくれて
大変なときを乗り越えたら、紹介元の病院にお返しする、
そんな誠心誠意を続けてこの2年で3つの病院が出せたというのは、
やはり「必要なんだ」と思っていただけた証のように思えます。
とにかく命を繋ぐ。
一頭一頭の看護をしながら、噛み犬が懐いてきてかわいいやっちゃのうと
ほくほくしながら元気になったらばいばいしなきゃいけないですが
過ごしているとしょうもないことにチキショ!ってなったりもしますけど
やっぱりこの仕事させてもらえるののありがたみと、重みを感じる日々であります。
なぁ、ぬこ?
めうーーーー(でっかくなった)