3月27日はござるの座。
一番いいなと思う空間の国立能楽堂にて。
一番いいなと思う空間の国立能楽堂にて。
しかも大江戸線沿いなのでその後出社しやすい。
![イメージ 1]()
「茶壺」はお遣い途中の茶壺を抱えた男が酔っぱらって通りで眠りこけてしまう。
「茶壺」はお遣い途中の茶壺を抱えた男が酔っぱらって通りで眠りこけてしまう。
で、詐欺師がそれに目を付け盗もうとするんだけど、手を離さないし
ばれそうになるので一演技することにした。
詐欺師も起きた男に「俺のだお前は偽者だ」って言い始める。
仲裁役が入って両者にわけを聞くんだけど、詐欺師は先に話した男のまねを
するばかり。埒がアカネーって最後は仲裁役が「じゃ、俺が」って
茶壺持って逃げてチャンチャン。
えーーーーーーー
「文蔵」は、食ったものの名前が思い出せない太郎冠者に、主人があれか?
「文蔵」は、食ったものの名前が思い出せない太郎冠者に、主人があれか?
これか?と聞いてその正体を知りたがるんだけど、合戦物語とか始まって
それがめーーっちゃ長くて、最後の最後に太郎冠者が「あ、それだ」って
やっと思いだすんだけど、個人的に睡眠不足で語りを聞くと、
ぶっちゃけ細かい技とかわかるほどに起きてられなかったですすみません。
もったいない…とはいえ後ろの席のじじぃがでっかいいびきをかいてたのは
邪魔くさかった。頭しゃっきりしてるときにも一度観たい。
「千切木」これはいかにも狂言らしいぶっ飛んだ話。
みんなの集まりに、KYで嫌われてる太郎だけ呼ばれない。
「千切木」これはいかにも狂言らしいぶっ飛んだ話。
みんなの集まりに、KYで嫌われてる太郎だけ呼ばれない。
集まりに乗り込んできた太郎、仲間外れにされた腹いせにやりたい放題で
いい加減にしろと仲間に放り出される。
太郎うざくね?どうする?って話し合って、「よし、踏もう!」
って結論、すごくないですか。
踏まれて追い出された太郎、妻にぼろくそけなされる。
負けて帰ってくんな!やり返せ!って。
太郎の着物についた足跡見てなんだこれって妻に言われた太郎、
「新しい家紋考えててさぁ」「草履の家紋なんかあるかボケぇ」な強がりも
かわいい。しかも仲間の家に仕返しに行っても「留守!」って門前払い。
いるいるーー太郎いるそれーー。
最終的には完全相手にされない太郎なのに、地謡を謡う太郎に
「愛しい人♥」って惚れ直す妻、えーーーーーーー
われ鍋にとじ蓋、ってやつです。
うっかりカメラ持って行くの忘れてガラケーで撮ったんですが、
スマホに比べて写り酷いな~
萬斎氏がわけた前髪が異様にぺったん張り付いてて、
後半少し乱れて安心しました。どんだけなでつけたんだ。
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「狂言ござるの座49th」
2014年3月27日(木) 19:00~
◆狂言「茶壺」
すっぱ 高野和憲
中国の者 内藤連
目代 岡聡史
後見 中村修一
◆狂言「文蔵」
主 野村萬斎
太郎冠者 野村万作
後見 飯田豪
◆狂言「千切木」
太郎 野村萬斎
当屋 深田博治
太郎冠者 月崎晴夫
立衆 竹山悠樹
中村修一
飯田豪
岡聡史
妻 石田幸雄
後見 内藤連