病院犬は現在8頭います。
そのうち供血犬として働くデンちゃんは約40kg。
グレートデンのミックスですがラブかなんかっぽいし女子なので小さ目です。
性格とっても穏やか。
ただいるだけのウィペット2匹。
お母さんが先日14歳でウィ肺炎で亡くなりました。
娘2匹も13歳とかですが、ウィは本当に病気知らずで丈夫。
同じ形でもイタグレは日常生活でもすぐ骨折しますね。
久しぶりに本院のデンちゃんみたら、さすがに年取ってきたな…
そもそもグレートデンは5.6才と、でかくなれば寿命は短くなるので
いくらラブの血が入ってるデンちゃんも、限界の頃です。
そろそろ引退なので、代わりの犬たちが控えています。
さて、こちらは分院。
この8頭のうち、4頭が年末年始の満床対策のために分院に一時的にきています。そのうちのブリン、こう見えてまだ4か月です…
供血犬候補として保護団体からやってきました。
![イメージ 3]()
一体何になるんだお前は。
やっと前歯が永久歯になったばかり。
候補として連れてこられた2か月齢で9kg(削痩)、今は21kg。
一日600g近く食ってます。金のかかる…
食後なのでお腹ぽんぽこりん。子犬らしい。
すでに成犬の隣のチョコラブより体高も体重も超えました。
右に入ってるチョコラブは1歳20kg、
保護団体からきて食べても吐く、痩せているとのことでしたが、
PRAA(右大動脈弓遺残症)とわかり、それに伴っての巨大食道症のための吐出、
ゆえに発育不全の削痩でした。
育って行く途中で消失するべき血管が消えずに残って、食道とかに
巻き付いてしまう先天性疾患です。そのままだと栄養が摂れないので
成犬になる前に死ぬことも多いです。
で、オペしてそのままうちに残った人なんですが、女子だしこれまた小さめ。
チョコ狭くてかわいそうなので、本院に戻りたいよね…
早く引き取ってくんないかなぁ…と思いつつ、最近の本院は年末年始から
一向に重篤患者が減ることなく…次から次へと…で怖いくらいです。
やっと認知度が上がってきたってことかな。
かかりつけさんが高度医療として紹介する場合にも、いきなり知らないところに
送るってしないですよね。自分の患者さんだったらって思うし。
それが、周りの利用した病院の評判聞いたりとか、
もしくは夜間や休診時に患者が自主的に知らない間に救急で受診していて、
そのうちからの診療報告書を見て、どんな病院か、
どんな治療をしていてどういう技術があるのか、
品定め期間があるのは当然です。
それ超えてきての今、ってなると、やはりもうひとつ同規模の病院必要ですね。
(私のいる分院はサテライト的な小規模で、その分安くしています)